マレーシアへの渡航準備

1. パスポートの申請



1) パスポートとは


パスポートは、海外旅行には必須のものです。
海外における公的な身分証明書になります。

年齢に関係なく、1人1冊必要です。乳幼児でも個々のパスポートが必要になります。

パストートが必要なときとしては、
・空港などでの出入国審査のとき
・査証 (ビザ) を申請するとき
・国際線の飛行機や、外国でホテルにチェックインするとき
などが挙げられます。


2) パスポート申請先


パスポートの申請は、各都道府県のパスポート申請窓口になります。
下記のリンクから、各都道府県の申請窓口をご確認ください。

・パスポート申請先都道府県ホームページへのリンク | 外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_6.html


3) パスポートの申請に必要な書類


(1) 一般旅券発給申請書 1通
 (ダウンロード申請書または手書き書式の申請書が使用できます)

(2) 戸籍謄本 (または戸籍抄本) 1通

(3) 住民票の写し 1通
 (★住民基本台帳ネットワークシステムの利用を希望しない方のみ必要)

(4) 写真 1葉
 (パスポート申請用写真の規格については、こちら をご覧ください)

(5) 申請者本人確認書類
 (運転免許証、マイナンバーカードなど)

4) パスポート手数料


パスポート申請から約1週間程度で、パスポートの受領となります。
パスポートを申請した都道府県のパスポート申請窓口へ取りに行きます。

受け取りの際に、パスポートの手数料を支払う必要があります。

パスポート受領のときに必要となる手数料の金額は、

*10年間有効なパスポート (20歳以上): 16,000円
(内訳: 都道府県収入印紙 2,000円 + 収入印紙 14,000円)

*5年間有効なパスポート (12歳以上): 11,000円
(内訳: 都道府県収入印紙 2,000円 + 収入印紙 9,000円)

*5年間有効なパスポート (12歳未満): 6,000円
(内訳: 都道府県収入印紙 2,000円 + 収入印紙 4,000円)

となっています。

都道府県収入印紙と収入印紙は、パスポート申請窓口で購入できます。
なお、都道府県によっては、現金払いとしているところもあります。


参考:

パスポートの申請から受領まで | 外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_2.html


3. マレーシア入国に必要なビザ(査証)について



日本国籍を持つ人が90日以内の観光の場合でのマレーシア滞在には、ビザ(査証)は不要です。

ただし、
・出国用航空券が必要
・パスポートの未使用査証欄が連続して2ページ以上必要
・パスポートの残存有効期間がマレーシア入国時に6ヵ月以上必要
となっています。

それ以外の場合は、ビザ(査証)が必要となります。
ビザについての詳細は、マレーシア大使館へお問い合わせください。

・マレーシア大使館(英語サイト)
https://www.kln.gov.my/web/jpn_tokyo/home

所在地: 150-0036 東京都渋谷区南平台町20-16
電話: 03-3476-3849(領事部)

《注意》
ビザなしでマレーシアへ入国できるとご案内しておりますが、場合によっては、マレーシア入国の際の入国審査で入国拒否される場合があります。
ビザなし滞在について、ご不明な点がありましたらマレーシア大使館・領事部に必ずご確認ください。


4. 「たびレジ」への登録


3ヶ月未満の海外旅行の際には、旅先の安全情報をメールでお知らせする無料のサービスがあります。
このサービスは外務省海外旅行登録「たびレジ」というもので、登録されていると安心です。

・たびレジ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp

2019年の年末ごろに発生した新型コロナウィルス肺炎 (COVID-19) により、2020年3月18日からマレーシアは全土に「活動制限令 (Movement Control Order)」が出されました。

この際に、たびレジで登録したアドレスに、必要な情報が送られてきて、わたし(マレーシアおじさん・山城和哉)は、大いに参考になりました。



5. 海外旅行保険



マレーシアを含めて海外で受けたケガや、かかった病気などを治療する場合が出てくることが往々にしてあります。
また、携行品の破損や紛失することもあります。

その際の損害をカバーしてくれるのが、海外旅行保険です。

海外旅行保険は、海外旅行のたびに契約するものや、クレジットカード付帯のものがあります。

クレジットカード付帯のものは、その都度契約する必要がなく便利ですが、補償内容が充分でないことがあります。

契約される保険の補償内容をよく確認し、必要であれば別途、海外旅行保険を契約されることをオススメします。